『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』の感想
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精神医療を題材としたマンガ『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』。
このマンガを原作としたドラマがNKHにて放送されています。
放送を記念してか、LINEマンガで原作コミックの4巻まで無料となっていたため、少しずつ読み進めています。
1巻まで読み終えたのでその感想をざっくりと書こうと思います。
『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』概要
原作を七海仁さん、漫画を月子さんが担当しています。
精神科医である弱井幸之助を主人公に様々な精神疾患をテーマを描いた作品。
パニック障害、うつ病、発達障害──。隠れ精神病大国と呼ばれる日本は、その名の通り、精神病患者の数自体は、アメリカ等と比べると少ない。その一方で、自殺率は先進国の中でも最悪レベル。悩んでいても“精神科は特別なところ”という思いこみが、人々の足を遠のかせてしまう…。
精神科医・弱井は、そんな日本の現状を変えていき、一人でも多くの“心”を救うべく、こう願う──。
「僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています」第1巻Amazon概要ページより引用
『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』第1巻感想
1巻ではパニック障害、微笑みうつ、大人の発達障害が収録されています(大人の発達障害は途中まで)。
疾患についてはもちろん、精神疾患に関する現状の説明など、丁寧に描かれているように感じました。
精神疾患を抱えている方だけでなく、精神疾患がよくわからない、間違ったイメージを持っている方にも読んで欲しい本です。
私はうつ病の診断を受けてますが、読んでみて改めてパニック障害も少しあるんだろうなと思いました。
実際に症状が出るまでは行かないですが、これ以上進むとヤバイって感じて引き返すことが多々あります。
進んで大丈夫だったという経験を積んだ方が良いとも思うのですけどね。
少し話がそれました。すみません。
ヨワイ先生の患者への接し方が思いやりがあり、優しく、このような医師が増えたら素敵だなと思いました。
話のテーマになっている疾患を抱えている方は、ヨワイ先生の言葉に救われるなんてこともありそうです。
漫画だからというのもありますが、どのエピソードも最後は希望が持てる形で終わってるのも良いですね。
実際にはそんなに上手くはいかないというのもありますが、やはり漫画の中だけでもハッピーエンドであって欲しいものです。
『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』ドラマ第1話感想
ドラマの第1話は原作コミックの最初のエピソードと一緒の「パニック障害」がテーマ。
原作ではバリバリに仕事をする独身女性が患者でしたが、ドラマでは仕事をしつつ子どもを育てるシングルマザーに変更されています。
どっちが正解ということもないと思います。
原作では3話と短めだったのに対し、ドラマは1時間と長めの尺なので、少し複雑な環境で描いたのかもしれません。
ドラマではパニック障害を起こし、診断を受け、快方に向かうまでを映像にしています(原作はパニック障害の診断を受けるところまで)。
実際に罹患している方からすると診断後にどうやって改善していくかが重要だと思うのでそこを映像にしたのはとても好印象です。
原作のように診断を受け、頓服を処方されることで解決するケースもあると思いますが、多くはドラマのように治るために小さな大丈夫を重ねて、時間をかけて回復していくことの方が多いと思います。
パニック発作時の過呼吸のシーンなどは、見ている側も引っ張られそうになりました。
そういう映像の影響を受けやすい方は視聴注意した方が良さそうです。
『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』は多くの人に見て欲しい作品
『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』のマンガ、ドラマの感想でした。
精神疾患に対して、とても丁寧に描いた作品で、疾患を抱えてる方だけでなく、精神疾患についてよく知らない方など、多くの人に触れて欲しい作品と感じました。
ヨワイ先生のような医師が増えたら良いですね。
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このブログについて
私は外出恐怖・対人恐怖から2017年4月にうつ病の診断を受けました。
このブログでは治療の記録や症状の対策、生活していくうえでの知恵、考えたこと感じたこと思ったことなどを綴ってます。
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