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【処方薬Tips】何が違うの?デパケンとデパケンRの違い

   

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元は抗てんかん薬として登場し、現在は双極性障害にも使われるデパケン。
バルプロ酸ナトリウムを主成分としています。
デパケンにはデパケンRという薬も存在しており、明確な違いがあります。
この記事ではデパケンとデパケンRの違いについて記しています。

デパケンとデパケンRの違い

デパケン、デパケンRはどちらも主成分がバルプロ酸ナトリウムの気分安定薬です。
Rが付くかどうかの違いは剤形の違い。
デパケンは錠剤やシロップなど一般的なもので、デパケンRは徐放性製剤という剤形をしています。

徐放性製剤というのは服用後、徐々に薬が体内に溶け出すように工夫がされている薬です。
デパケンは体内での代謝が良いため、通常の薬だと効いてる時間が短いという欠点があります。
それを解決するのが徐放性製剤のデパケンR。
徐放性製剤とすることで、薬の効果時間が長くなります。
具体的には血液中の薬の濃度(血中濃度)が最大になって半分になるまでのことを半減期というのですが、その半減期がデパケンは8時間前後、デパケンRは12時間前後です。
それにより、1日の服用回数がデパケンRでは少なくて済みます。

徐放性製剤の注意点

徐放性製剤はゆっくりと吸収されるのを前提として成分量が調整されています。
そのため、噛み砕くなどして服用すると、想定以上の成分が一気に体に吸収されてしまい、副作用などの不具合が生じやすくなります。
徐放性製剤以外でもそうですが、粉砕するなどせず、そのままの形で服用しましょう。

セレニカ、セレニカRの違い

デパケンと同じバルプロ酸ナトリウムを主成分とした薬にセレニカとセレニカRがあります。
このセレニカのRありなしの違いもデパケンと同じく、徐放性製剤か否かです。

そもそもデパケンとは

デパケンはバルプロ酸ナトリウムを主成分とした薬で、抗てんかん薬として登場しました。
その後、抗躁効果などが認められ気分安定薬としても承認されています。また、片頭痛にも効果があるとされています。

副作用としては、肝機能障害、高アンモニア血症に注意が必要。
治療効果が得られる血中濃度が決まっているため、血液検査を定期的に行いチェックしなくてはなりません。
デパケンを服用すると催奇形性など、胎児に影響する可能性があります。

デパケンとデパケンRの違いは剤形

デパケンとデパケンRはともにバルプロ酸ナトリウムを主成分としており、その違いは徐放性製剤かどうかにあります。
デパケンRのメリットはデパケンと比べて1日の服用回数が少なくて済む点です。
どちらも副作用や他の薬との併用に注意が必要なので、医師や薬剤師の指示をしっかりと守るようにしてくだしさいね。

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このブログについて

私は外出恐怖・対人恐怖から2017年4月にうつ病の診断を受けました。
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